建築家 梅田達也 の「家づくりアドバイス」その20

地下を上手に使った家は
土地を1.5倍に活かす家

 地下室と言うと暗くてジメジメしたイメージで、駐車場位にしか出来ないという印象でしたが、現行の法律では住宅の地下部分を居室とする場合には採光をとる必要はなく、また、延べ床面積の1/3を限度として容積率にも算入しなくて良いというオマケまでついて来るのです。
 しかも、地上1mまでの部分は建蔽率にも算入しなくて良いので、地下室は実はとても利用価値が高いのです。殊に、傾斜地の場合は地下室であっても上手く設計すれば窓が採れて快適です。

 しかし、法の上では面積に算入しなくて良い部分でも、工事費には算入しない訳に行きません。
 コンクリートで作らなければなりませんし、地上部分よりも5割位割高になる覚悟をしていて下さい。30坪しか建てられない土地に45坪建てられる訳ですが、後で地下を増築するのは困難。最初にしっかりと計画しましょう。

前へTOP最初|Copyright © 2005 梅田達也 All Rights Reserved|最新次へ