建築家 梅田達也 の「家づくりアドバイス」その15

足場単管やクランプ達も
脇役だけではありません

予算はかけずに個性的な家に住みたい、そんな時に活躍してくれるアイテムが幾つかあります。
 中でも、工事現場で足場として使われている丸い鉄パイプは足場単管と呼ばれているもので、仮設資材なので安くて丈夫です。
「ええ〜工事中みたい」と言われそうですが、工事現場で見る汚れた姿とは違い、新品はきれい。実際に使ってみると、清楚なまでの美しさがあり、クランプ、梯子、キャスター等の関連部品も揃っているので、なかなかに楽しいものです。
 収納棚、2段ベッド、ベランダの手摺、階段など様々なものに変身をします。そんな安上がりで工業的な感じの建築の作風は「ローコスト&ハイテックスタイル」と呼ばれて、もてはやされた事さえありました。

 普段は脇役ばかり務めている仮設資材達も、使い方の工夫一つで家の主役になれるのです。

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